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Story

  • 25
  • 閉店後に疲れた様子で店を後にする夏海(川口春奈)見て、ダニエルは令子(マイコ)に夏海の様子がおかしいと訴える。夏海は工事の遅れを取り戻そうと、終業後にひとりで新店の準備をしていたのだ。令子がダニエルを夏海の元へ連れていくと、ダニエルはエッグスンシングスの味を守りたい気持ちは皆同じだと言って、夏海を手伝う。オープン前日、いてもたってもいられない夏海は遅くまで店にいたため、オープン当日に寝坊してしまう。令子の電話で目覚めた夏海は全力で駆け出す。
  • 24
  • ソフィがハワイで初めて訪れたという思い出の場所でお店を開くことを決めた夏海。さっそく工事が始まるが、その土地から古代ハワイ人の遺骨が発見され、供養の儀式を行うことを余儀なくされる。この事件で工事が大幅に遅れてしまった。オープン予定日に間に合わなくなることを懸念して憤慨するダニエル。他のスタッフたちも心を閉ざす。ある日、店の倉庫で昔の写真を見ていた夏海は、その中にオーナーたちと写る父、健太の姿を見つける。
  • 23
  • ある日、夏海はジョンから、お店を立ち退かなければいけなくなったため、新しい店舗の場所を探してほしいと頼まれる。立地は重要なポイントだ。必死に不動産を見て回っていた夏海は、ばったり高松に再会する。高松は夏海に不動産屋の紹介状を渡し、新店はオープン初日にどれだけ客が集まるかで未来が決まるとアドバイスする。さっそく紹介された場所を訪れる夏海と令子。するとそこにソフィが現れる。
  • 22
  • ハワイのエッグスンシングスで働くことになった夏海。オーナー夫妻は、まずは夏海が従業員たちと上手くやっていけるか資質を見たいと話す。笑顔で客と接しながらパンケーキを運ぶ夏海を見て微笑むオーナー夫妻。ある日、ひとりの少年がパンケーキを食べにやってくるが、財布を忘れてしまったため後で払いに来ると言う。シェフのダニエルが少年のことを信用できないと言うと、夏海は自分が立て替えると言い張り、ダニエルと衝突してしまう。
  • 21
  • 事故による怪我でプロサーファーを目指すことができなくなってしまった涼介は、夢がなくなったと絶望する。その夜、夏海は拓馬に、今は涼介のそばにいて励ましたいと電話で伝えると、それでも応援すると優しく気遣う拓馬。ある日、涼介は夏海がハワイへ渡りエッグスンシングスで働くことを立ち聞きしてしまう。落胆する涼介だったが、夏海に電話して自分にパンケーキを焼いてほしいと頼む。
  • 20
  • 急遽ハワイに行くことになった夏海(川口春奈)。しかし、空港に着いた夏海に、涼介(横浜流星)がボードから落ちて意識不明だと電話が入る。急いで病院へかけつけた夏海は拓馬(薬丸翔)にハワイへ行けなくなった事情を伝える。数日後、涼介の意識は戻ったが検査結果はわからないまま。そんな時、再び拓馬から連絡があり、ジョンが日本出店の話は忘れてハワイのお店を夏海に任せたいと言っていると聞く。ハワイへ行くべきか悩み、母(財前直見)に相談する夏海。その頃、涼介の検査結果が出る。
  • 19
  • ある日、令子からお店のオーナーであるジョンが倒れたという連絡が入る。日本出店の許諾をもらうチャンスだという令子に対し、弱みに付け込むことはできないと夏海はいう。拓馬はジョンのお見舞いに行き、夏海のことをよく知ってもらうためにエッグスンシングスに対する気持ちが綴られた夏海の手紙を読んで欲しいと懇願する。一方、大会が間近に迫った涼介は夏海が応援に来てくれることを楽しみにしていた。
  • 18
  • 母に事業計画書を見られ、夏海は初めてエッグスンシングスについての夢を打ち明ける。しかし母は、自分は保証人にはならないと夏海を突き放す。そんな折、バイト先の店長から飲食店を支援する貿易会社を経営していた和田という人物を紹介してもらい、夏海はさっそく会いに行くが、価値が見出せないと呆れられてしまう。ところが数日後、和田から連絡があり、認知症の妻のためにパンケーキを作って欲しいと頼まれる。
  • 17
  • 夏海と同様にエッグスンシングスを日本でオープンさせたい高松は、想いだけで融資は受けられないと夏海に忠告する。そこで夏海は美味しいパンケーキを銀行の融資担当者に食べてもらい説得しようと考え、紗江に試食してもらいながら練習を重ねる。その頃、夏海の夢に反対していた瑞穂は、別居している父と会い、レストランを経営していた時の話を聞き出していた。
  • 16
  • エッグスンシングスを日本でオープンする夢を持った夏海は、叔父の恭司(小市慢太郎)にアドバイスをもらいながら、英語やビジネスについて猛勉強を始める。涼介のサーフィン大会入賞祝いの場で、友人らにやりたいことが見つかったと打ち明けるが、瑞穂だけは事業を起こすのはリスキーだと反対する。そんなある日、起業セミナーに参加した夏海のアンケートに目をとめた講師の高松(吉沢悠)が夏海の元を訪れる。
  • 15
  • 夏海(川口春奈)は母(財前直見)に電話をし、エッグスンシングスで食べたパンケーキの味や見た目が父(時任三郎)の作るパンケーキにそっくりであったことを伝える。お店はパンケーキを頬張る幸せそうな人々の笑顔で溢れていた。夏海は店員である令子(マイコ)に「日本にもあればいいのに」というと、令子も同じ想いだと言う。そこで二人はオーナーのジョンにエッグスンシングスを日本で開店したいと直談判に行くが、ハートだけでは夢は叶えられないと言われてしまう。
  • 14
  • 拓馬に会うためハワイへやってきた夏海は、迷いながらもようやく拓馬の居場所を見つける。両親の苦労を語りながらも、立派な天文学者になることは自分だけの夢ではなく、家族の夢でもあると話す拓馬を見て涙を流す夏海ー。その夜、拓馬は夏海を以前は休業日で行けなかったエッグスンシングスへ連れていく。そこに運ばれてきたパンケーキを見た夏海は驚きのあまり目を丸くした。
  • 13
  • 拓馬の家のお店は経営難から閉店しており、家も引っ越したとハガキに書かれていた。夏海は拓馬が心配になり、再びハワイへ行くことを決意する。一方、学校へ行かず毎日サーフィンにあけくれる涼介。見かねた父(千葉哲也)が涼介に注意するが、涼介は耳を貸さない。そこで父は、大きな大会で優勝したら認めてやってもいいと言う。涼介は夏海を呼び出し、大会があるから見に来て欲しいと告げるが、その日はハワイへ出発する日だった。
  • 12
  • 拓馬へ送ったハガキが返送されてきた。瑞穂に相談するが、そのうち連絡が来ると励まされる。その頃真奈は将来へ向けて動き出しており、瑞穂も目指す仕事を見つけていた。なりたい自分をイメージしてそこへ向かうという真奈に対し、まずは自分にできることを見つけるべきだと瑞穂は反論する。涼介はサーフィン以外の人生は考えられないと言う。夏海はまだ、何も決められずにいた。そんなある日、拓馬からハガキが届く。
  • 11
  • 夏海が家に帰ると母が忙しそうに仕事をしている。父亡き今は、母がサーフショップを切り盛りしていた。心配して仕事を手伝う夏海だったが、その夜、紗江から母がお店を閉めようとしていることを告げられる。母は父が亡くなって以来、体調を崩していた。夏海はやりきれない気持ちをハガキに書いて拓馬へ送った。そんなある日、母を手伝おうと修理したサーフボードを自転車に乗せて届けようとした夏海は途中で転倒してしまう。そして母と二人、徹夜でボードの修理をすることにー。
  • 10
  • 病院では食欲がわかずパンケーキなら食べられると思い病院を抜け出した健太(時任三郎)。憤慨する夏海(川口春奈)だったが、それならばと試行錯誤して健太のためにパンケーキを焼き、病院へ持っていく。うれしそうに頬張る健太。やがて退院となり、喫茶ろんろんで退院祝いのパーティーが行われた。にぎやかで楽しい時間が流れる。パーティーの帰り道、海沿いで健太の車椅子を押しながら「怖いときは隠さないで」と夏海が言うと、健太は「家族に会えなくなるのが一番怖い」と心の内を吐き出す。
  • 9
  • 輝美とともに訪れた病院ですでに手遅れの状態であると言われた健太はその夜、紗江(中村アン)と夏海に病気のことを告げる。泣きながら健太を励ます紗江の傍で、どうしていいかわからず困惑した表情を隠せない夏海。そして寺の住職である健太の弟、恭司(小市慢太郎)を訪ねて、自分に何ができるのかと相談する。恭司は「何もする必要はない。今この一瞬を懸命に生きて、本当にやりたいことを見つけなさい」と言う。夏海は聞きたいことがあるといって健太を呼び出し、幼いころ背中に負った傷のことを話し出す。
  • 8
  • 夏海は余ったスピッツのコンサートチケット2枚を真奈に譲るが、瑞穂の代わりにやってきたのは涼介だった。涼介は拓馬に対し、あきらかな敵意を見せ、4人の間にぎこちない空気が流れる。門限を過ぎて自宅に到着すると、健太と輝美が心配そうに夏海の帰りを待っていた。自分と一緒にいたせいで遅くなってしまったと謝罪する拓馬。そこへ突然涼介がやってきて、拓馬を連れ出す。殴りかかろうとする涼介を制して、健太はビーチフラッグで勝負することを提案する。
  • 7
  • ある日、拓馬から日本に来るという知らせが届く。夏海はどうすれば心に残るデートができるのか悩んでいたが、バイト先の店長(柳沢慎吾)がデートでコンサートに行ったと聞いてひらめく。その日はちょうどスピッツのコンサートが行われる日だった。同じくスピッツが好きな拓馬のために、夏海はコンサートのチケットを入手する。ところが当日、夏海がチケットを見せると、拓馬もバツが悪そうに同じコンサートのチケットを取り出す。そこで余った2枚を真奈に譲るが、瑞穂は都合がつかず、代わりに涼介がやってくる。
  • 6
  • ハワイ旅行から1年が経ち、夏海たちは大学生になっていた。自宅のダイニングで堂々と朝食をとる涼介を見つけ、朝から図々しいと不機嫌になる夏海。真奈と瑞穂にその話をすると、涼介との関係を聞かれて「100%幼なじみ」と答える。一方、ハワイで出会った拓馬とは文通をしていると告白する。その頃、一人の少女がサーフィンをする涼介に熱い眼差しを向けていた。ある日その少女から告白され夏海のことをどう思っているのか聞かれた涼介は、夏海に対する想いを語り始める。
  • 5
  • 夜のビーチを散歩しながら天文学者になりたいと夢を語る拓馬をまぶしそうに見ていた夏海は、最終日に一緒にマウナケアへ行くことを約束する。しかし、当日、拓馬の父が腰を痛めてしまい代わりに拓馬が店に出ることに。そこで3人は拓馬の店を一緒に仕事を手伝うことにする。そこへ一人の少女が拓馬の元へやってきた。口論になる二人。その様子を怪訝そうに見つめる夏海。拓馬は夏海に、ジェニファーはハワイで初めて自分に話しかけてくれた大切な友達、と説明する。
  • 4
  • 幼い頃に父と水族館のショーを見て以来、イルカが大好きになった夏海はイルカと泳げるこの日を心待ちにしていた。しかし、瑞穂が大切なネックレスを無くしてしまい、みんなで探しているうちにイルカと一緒に泳ぐプランの予約時間が過ぎてしまったー。その夜、拓馬は3人をおすすめのパンケーキ店、エッグスンシングスへ連れて行くがお店は休業日。なぜか後ろ髪を引かれる夏海だった。
  • 3
  • 旅先のハワイで友人とはぐれてしまった夏海は、ふとベンチに座ってスピッツを聴く地元の日本人青年、拓馬(薬丸翔)と出会う。拓馬に助けてもらい、無事に合流できた3人は、そのままそのまま拓馬に地元を案内してもらうことに。ローカルダイナーで食事をしながらお互いの自己紹介をし、サーフィンが苦手なことやスピッツが好きという共通点を知る夏海と拓馬。その後もサイクリングや海ではしゃいだ3人は、翌日も拓馬にガイドをお願いする。
  • 2
  • 学校からの帰宅途中、将来の夢について話す夏海と涼介。サーファーになって夏海の父、健太のようにサーフショップを開きたいと話す涼介に対し、夏海は「普通に生きること」と答える。ローマを諦めきれない夏海は真奈と瑞穂にハワイへは行かないと伝えるが、イルカと一緒に泳げると聞いて心が動く。旅行を控えたある夜、母の輝美(財前直見)から健太が初めて夏海のために焼いたパンケーキの話をされ、懐かしくなった夏海は健太にあるお願いをする。
  • 1
  • 2013年、ハワイ、ホノルル。大切なお店のオープン初日に寝坊した夏海(川口春奈)は何とか間に合わせようと必死に走っていたー。
    2009年、茅ヶ崎。サーフショップを営む夏海の家では、父の健太(時任三郎)や幼なじみの涼介(横浜流星)らが集まりサーフィンの話で盛り上がっている。夏海は親友の真奈(吉川愛)と瑞穂(織田梨沙)とで高校の卒業旅行で憧れのローマへ行く計画を立てていたが、二人から行き先をハワイへ変更したいと切り出され落ち込む。その姿を見た健太は生クリームをたっぷり乗せたパンケーキを焼いて夏海を励まそうとする。